五日目。
この日は太原にて観光。
世界遺産の「平遥」を見る。
明の時代に改修を行われたそうだ。
城壁に上がった。周りを一望できた。
それにしても城内は広い。
約5万人が住んでいるそうである。
この平遥も取壊しの話があったそうだが
ある一人の発言で難を逃れたそうだ。
城内を乗物で周回した。
お土産屋さんが多い。
昔風の工芸品が店開きしていた。
次に「僑家大院」に向かった。
大金持ちの大屋敷であった。
敷地も広く、建物は壮観である。
外から見える建物の屋根瓦にも
絵模様が彫ってあり、精細にして雄大だ。
ある建物の中には、お金が全く無いところから
大金持ちになるまでの経緯が一代絵巻風にして
陳列さてていた。
最初の人はタネ銭作りに、内蒙古に行った。
そこで駱駝に人を乗せて、駄賃を稼いだ。
次のその駄賃で友人と豆腐屋を始めた。
そのうち商売も繁盛したが、ほかのことで躓き
挫折した。
しかしもともと才能があったので、また商売繁盛した。
人を良く使い、人をみて任せ、全土に店を展開。
子弟の教育にも熱心で、3代目で全盛をむかえた。
こういった物語でした。
最初の銀行もここで出来たそうだ。
大金持ちになる人には、時代を越えて、
また洋の東西を問わず
共通点があるのだなと思った。
その後、海南航空にて銀川へ向かう。
空港に到着。
夜、黄河を渡る。
暗かったが、初めて黄河を見る。
なんだか童心に戻った気がした。
レストランでイスラム式の料理を食す。
羊肉が中心。鶏肉が1種類でた。
なんでも北方の羊肉はおいしいそうであるが
味がよくわからなかった。