5日目。
この日はエルミタージュ美術館の見学だ。
大英博物館、ルーブル美術館と並び
世界の三大博物館と言われるエルミタージュ美術館。
エルミタージュはフランス語で「隠れ家」を意味するそうで
この美術館の事実上の創設者はエカテリーナ2世だそうだ。
ここは、歴代皇帝の居住地。
エルミタージュ美術館は冬宮(ロマノフ王朝歴代の皇帝の正規の宮殿)を中心とした
5つの建物で形成されているそうで、それぞれ冬宮、小エルミタージュ、
旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場だそうだ。
冬の宮殿である冬宮は、イタリア人ラストレリの設計で
バロック様式だそうです。
建物の中は、これまた金メッキをたくさん使用しており
見るのもだんだん疲れてきた。
2年間かかって作ったと説明を受けた絨毯は見事でした。
絵画では、「美の聖母」や「エリータの聖母子像」が
有名だそうで、ダビンチやピカソの作品もあった。
エカテリーナ2世の時に、オスマン帝国との露土戦争に勝利して
ウクライナの大部分やクリミア汗国を併合し、
バルカン半島への基礎を築いたそうで
オスマン帝国との海戦の様子を伝える絵画も
飾られていた。
建物の外では、お土産を売っていたが、
中国人のようなひつこさがなかった。
次ぎに「エカテリーナ宮殿」を見学した。
サンクトペテルブルグ市内から、バスで約1時間位走っただろうか。
これまた立派な建物だ。
柱にも贅がつくされている。
金メッキと天井画がまぶしかった。
中国の陶磁器も陳列されていた。
ガイドさんは大黒屋光太夫のことを話していたが
エカテリーナ2世が在位の時、大黒屋光太夫が
彼女に接見して帰国を許される所は、
井上靖さんの「おろしや国酔夢譚」でも
読んだことがある。
この日、サンクトペテルブルグで宿泊。